prestoで整数同士の計算で少数の結果を返すはじめに
prestoで整数同士の計算をおこなうと、期待する結果が少数であっても整数が返されます。
これは、少なくとも一つの要素が少数である必要があるためです。
そこで、少数の結果を返すための方法を解説いたします。
Prestoについて
Prestoは、オープンソースの分散型SQLクエリエンジンです。主に大規模なデータセットに対して高速でクエリを実行できることが特徴です。以下は、Prestoの主な特徴や概念です。
- 分散処理
- Prestoは複数のノードでクエリを並列に実行し、データを効率的に処理します。これにより、大量のデータに対して高いパフォーマンスを発揮します。
- 複数のデータソースへのクエリ対応
- Prestoは異なるデータソースからデータを統合的にクエリできます。例えば、Hive、MySQL、PostgreSQL、Cassandra、そして独自のデータソースにも対応しています。
- インタラクティブなクエリ処理
- Prestoはリアルタイムまたはインタラクティブなクエリに向いています。ユーザーが即座に結果を得ることができるため、分析やデータ探索に適しています。
- プラグイン構造
- Prestoはプラグインアーキテクチャを採用しており、新しいデータソースや機能を追加することが容易です。
- SQLサポート
- Prestoは標準的なSQLをサポートしており、既存のSQLスキルを活かして使用することができます。
prestoで整数同士の計算の際に少数を返す方法
Prestoでは、整数同士の計算でも少数を返すようにするには、少なくとも1つのオペランドが少数であるか、結果を少数にキャストする必要があります。以下はその方法です。
1.0を計算に加える
計算に1.0を加えることで、小数が含まれることを明示する方法です。
SELECT 5 / 2 * 1.0; -- 2.5
上記の例では、5 / 2.0 という書き方でも可能です。
DOUBLE型にCASTする
DOUBLE型にCASTして、小数が含まれることを明示する方法です。
SELECT CAST(5 AS DOUBLE) / 2; -- 2.5
PrestoのDOUBLEは倍精度浮動小数点数を表します。
倍精度浮動小数点数は、64ビットの精度を持ち、浮動小数点数を表現するために広く使用されています。DOUBLEは、非常に大きな数値や非常に小さな数値を表現することができます。一般的に、DOUBLEは、科学計算や金融アプリケーションなど、高い精度が必要な場面で使用されます。
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SQL参考文献
SQL学び始めの時はこちらの本を参考にしていました。
DBやテーブルの構造から、よく使う関数などがまとめられています。基礎を身につけたい方におススメかと思います。
まとめ
以上がprestoで整数同士の計算の際に少数の結果を返す方法となります。
より精緻な結果を返したい際に有用になります。
SQL文法関連記事
そのほか、SQL関連記事をこちらにまとめておりますのでご参考ください。
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