はじめに
私自身、データアナリストになりたてのころにBIという言葉をよく耳にしました。
なんとなく概念を理解していたものの、意外と細かく説明できる方は多くないのでないかと思います。自身の中での整理も含め、こちらの記事でまとめてみます。
この記事でまとめていること
- BIの概要
- BIってどんな意味？
- 具体的なBIツール
BI（Business Intelligence）の概要
BI（Business Intelligence）は、ビジネスにおいてデータを収集・分析・可視化するための手法やツールの総称です。
組織内のさまざまなデータソースからデータを収集し、それを分析して意味のある情報や洞察を得ることができます。BIは、データを可視化し、レポートやダッシュボードを作成することによって、経営者や意思決定者がビジネス上の重要な判断を迅速に行うための支援をします。データに基づく洞察を得ることで、組織の業績向上や効率化、競争力の向上を図ることができます。
BIが担う機能説明
- データ統合
- さまざまなデータソースからデータを収集し、統合します。これにより、組織内の異なるデータベースやアプリケーションからのデータを一元化して扱うことができます。
- データ分析
- 収集されたデータを分析し、傾向やパターンを特定します。データの集計、クエリの作成、データの探索など、さまざまな分析手法を用いてデータを解釈することができます。
- レポート作成
- データを使って自動的にレポートやダッシュボードを作成することができます。これにより、ビジネス上の重要な指標やKPI（Key Performance Indicators）を可視化し、組織内での意思決定をサポートします。
- データ可視化
- グラフやチャート、地図などの視覚的な要素を使ってデータを可視化します。データを直感的に理解しやすくすることで、ビジネス上の洞察を得るのに役立ちます。
- ダッシュボード
- 複数のデータソースからのデータを一元的に表示するダッシュボードを提供します。ダッシュボードは、重要な指標やKPIをリアルタイムで監視するのに役立ちます。
- データセキュリティ
- データのセキュリティを確保するための機能を提供します。アクセス制御やデータの暗号化などのセキュリティ機能により、機密性やプライバシーが保護されます。
- モバイルアクセス
- モバイルデバイスからのアクセスに対応しています。モバイルアプリやレスポンシブデザインにより、リアルタイムでデータにアクセスし、レポートやダッシュボードを表示することができます。
- コラボレーション
- 複数のユーザーがデータを共有し、共同で分析やレポート作成を行うためのコラボレーション機能を提供します。チーム間のコミュニケーションや情報共有を円滑化し、意思決定の迅速化を図ります。
- データのエクスポート
- 分析結果やレポートをさまざまな形式でエクスポートする機能を提供します。Excel、PDF、CSVなどの形式でデータを共有したり、他のアプリケーションとの連携を図ることができます。
データを統合・可視化しビジネスにおける判断を行えるように支援することがBIの担う重要なポイントと言えます。BIはそのほかにも上記の様な広い領域をカバーしています！
BIツール紹介
- Tableau
- データの可視化やダッシュボード作成に特化したBIツールであり、直感的なインターフェースと豊富な可視化オプションが特徴です。
- Power BI
- Microsoftが提供するBIツールであり、データの分析やダッシュボード作成、データの共有とコラボレーションが容易に行えます。
- Looker
- データの探索、分析、共有を容易に行えるクラウドベースのBIツールであり、データドリブンな意思決定をサポートします。データガバナンスに強みがあります。
BIツールはそれぞれ特徴があります。
互換性・価格帯・規模などを加味して選定できるとよいかと思います！
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