SQLのJOINとは
SQLのJOINは、複数のテーブルを関連付けて結果セットを取得するための方法です。
JOINを使用すると、異なるテーブル間で共有されるキーまたは関連する列を使用して、データを組み合わせることができます。
SQLのJOINの基本的な使用方法
一般的なJOINの種類には、以下のようなものがあります。
INNER JOIN
- INNER JOINは、結合するテーブルの共通する値のみを含む結果セットを返します。共通の値がない場合、その行は結果に含まれません。
SELECT 列名
FROM テーブル1
INNER JOIN テーブル2
ON テーブル1.キー = テーブル2.キー
LEFT JOIN
- LEFT JOINは、左側のテーブル(左テーブル)のすべての行と、右側のテーブル(右テーブル)の共通する行を含む結果セットを返します。共通の行がない場合、右側のテーブルの値はNULLになります。
SELECT 列名
FROM テーブル1
LEFT JOIN テーブル2
ON テーブル1.キー = テーブル2.キー
RIGHT JOIN
- RIGHT JOINは、右側のテーブル(右テーブル)のすべての行と、左側のテーブル(左テーブル)の共通する行を含む結果セットを返します。共通の行がない場合、左側のテーブルの値はNULLになります。
SELECT 列名
FROM テーブル1
RIGHT JOIN テーブル2
ON テーブル1.キー = テーブル2.キー
FULL JOIN
- FULL JOINは、左側のテーブルと右側のテーブルのすべての行を含む結果セットを返します。共通の行がない場合、該当する側の値はNULLになります。
SELECT 列名
FROM テーブル1
FULL JOIN テーブル2
ON テーブル1.キー = テーブル2.キー;
これらは一般的なJOINの種類ですが、データベースシステムによっては異なる種類のJOINがサポートされている場合もあります。JOINを使用することで、複数のテーブルを関連付けて必要な情報を取得することができます。
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USINGでの列名の指定
“USING”句を使用すると、JOIN操作を行う際に共通の列名を指定することができます。これにより、テーブル間で列名を明示的に指定する必要がなくなります。
以下は、”USING”句を使用したJOINの例です:
SELECT 列名
FROM テーブル1 JOIN テーブル2
USING (共通の列名)
このクエリでは、テーブル1とテーブル2の共通の列名を指定してJOINを行っています。
例えば、”users”テーブルと”orders”テーブルの”user_id”列を使用してJOINを行う場合、次のようなクエリになります:
SELECT users.user_id, users.name, orders.order_id FROM users JOIN orders
USING (user_id)
このクエリでは、”users”テーブルと”orders”テーブルの”user_id”列を使用してJOINを行っています。”USING”句を使うことで、明示的に”users.user_id = orders.user_id”と指定する必要がありません。
“USING”句を使用することで、結合する列名が同じであることが前提となります。また、”USING”句は内部結合(INNER JOIN)や左結合(LEFT JOIN)といったJOINの種類と併用することができます。
“USING”句は結合する列が同じ名前である場合にのみ使用できます。
列名が異なる場合や複数の列を結合する場合は、通常の”ON”句を使用する必要があります。
JOINまとめ
JOINは、複数のテーブルを関連付けて結果セットを取得するための方法です。
取得したい要件に合わせ、INNER JOIN, FULL JOIN, LEFT JOIN, LIGHT JOINを使い分けてご使用ください。また、列名が同じ場合はUSINGを使用するとクエリの視認性が向上できます。
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