Pythonのfor文とは
Pythonのfor
文は、リストや範囲などのイテラブルオブジェクト(iterable)の要素を順番に取り出して処理するための制御構造です。
for
文は反復処理を行う際に非常に便利です。
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Pythonのfor文の基本構文と使用例
for文の基本構文
for 要素 in イテラブルオブジェクト:
# 処理内容
for文の具体例
以下のコードは [] で囲まれた、リストの要素を順番に表示する例です。
fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
for fruit in fruits:
print(fruit)
上記のコードを実行すると、以下の出力が得られます。
apple
banana
cherry
for
文では、処理の内容はインデント(字下げ)で表現されます。for
文の次の行からインデントされたブロックがループ内の処理となります。インデントは通常、4つのスペースまたはタブで行います。
Pythonのfor文の文字列やタプルの使用例
for
文では、リストや範囲の他にも文字列やタプルなどのイテラブルオブジェクトを利用することができます。また、任意の変数名を要素に割り当てることができます。
for文で文字列の各文字を表示する例
message = "Hello, world!"
for char in message:
print(char)
出力:
H
e
l
l
o
,
w
o
r
l
d
!
for文でタプルの要素を加算する例
numbers = (1, 2, 3, 4, 5)
sum = 0
for num in numbers:
sum += num
print("Sum:", sum)
出力:
Sum: 15
for文で辞書のキーと値を表示する例
student_scores = {"Alice": 85, "Bob": 92, "Charlie": 78}
for name, score in student_scores.items():
print(name, "scored", score)
出力:
Alice scored 85
Bob scored 92
Charlie scored 78
上記の例では、文字列の各文字を表示する場合には文字列をイテラブルオブジェクトとして、タプルの要素を加算する場合にはタプルをイテラブルオブジェクトとして、辞書のキーと値を表示する場合には辞書のitems()
メソッドを使ってイテラブルオブジェクトとしています。
Pythonのfor文まとめ
このように、for
文はさまざまなイテラブルオブジェクトと組み合わせて使用でき要素ごとに反復処理を行うことができます。
リストや範囲の他にも文字列やタプル、辞書などのイテラブルオブジェクトを利用することができます。ケースに応じてご活用ください!
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