Amazon Pinpointでやりたかったこと
- 出来るだけ安くMAツール的なものを入れたい(メルマガ配信を自動化したい)
- 配信→効果測定くらいが出来ればOKでリッチな機能はいらない
- あわよくば配信のターゲティングを洗練していきたい
という状況の時にAmazon Pinpointという配信→分析が出来るツールがあると知り、おまけに安価だったためAWSでアーキテクチャを組んだことがありました。
今回はそちらのアーキテクチャと出来ることをまとめたお話となります。
Amazon Pinpointとは
AWSが提供するマーケティングおよびユーザーエンゲージメントのためのクラウドベースのサービスです。Pinpointは、アプリケーション開発者やマーケターが、ユーザーに対してパーソナライズされたメッセージを送信して、エンゲージメントを高めることにつなげることができます。
Amazon Pinpointは、モバイルアプリケーションやデジタルメディア、電子メール、SMSなど、さまざまなチャネルでの配信が可能です。以下は、Amazon Pinpointの主な機能です。
- ユーザーセグメンテーション
- ユーザーを特定の属性や行動に基づいてグループ化し、ターゲットにしたいユーザーセグメントを作成できる
- メッセージの送信
- パッシブ通知、プッシュ通知、SMS、電子メールなどのチャネルを使用して、ユーザーに手動 or 自動でのメッセージを送信できる
- キャンペーン管理
- キャンペーンのパフォーマンスをモニタリングして、到達率や開封率などのメッセージの効果を評価することが可能
安価で最低限のマーケティングオートメーションを実施したいというケースに有用なツールであると考えます!
Amazon Pinpoint導入時の状況
- Cloudサービスを触れるメンバー2名がいた(軽めにPython・深めにSQL書けた)
- DWHとしてGoogle Cloudを使用していた
Amazon Pinpoint導入で達成したこと
- AWS Lambda × Amazon Pinpointでメール配信を自動化した
- 購買履歴や閲覧履歴を基にしたセグメント分けを行った配信をした
- 到達率や開封率を可視化した
- 初期導入費0円、月額10万くらいで運用した
AWSで実現したアーキテクチャ
アーキテクチャ説明
流れは
- DWHで配信したい対象者のリストを作る(Google Cloudでデータ収集していたのでセグメント分けはそっちでやった)
- リストをS3に送る
- S3にある配信者リストを読みに行ってPinpointでメール配信する
- S3からPinpointに配信者リストを取り込む
- Pinpointでメール配信を実行する はLambdaで処理をかいて実行させる
- PinpointのUIで開封率などの基本指標が確認可能
- Amazon Personalizeで購入履歴を学習させて配信者リストを作成する、ということもやっていた
- Amazon PersonalizeはS3に配置したデータを読ませるだけで
- ユーザー向けにパーソナライズされたリコメンドリストの作成
- 類似アイテムリストの作成 などが可能
- Amazon PersonalizeはS3に配置したデータを読ませるだけで
AWS関連記事
- データ分析基盤にしていたGoogle Cloudの詳細も含めたアーキテクチャをこちらで紹介しておりますのでご参考ください
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