EXPLAINでのクエリの実行計画の取得はじめに
SQLのEXPLAIN
文は、クエリの実行計画を取得するためのSQLコマンドです。
クエリを実行する前に、データベースがどのようにクエリを処理するかを理解するのに役立ちます。
EXPLAIN解説
EXPLAINの使い方
EXPLAIN
文を使用すると、データベースがクエリを実行するためにどのような手順を取るかを示す実行計画が取得できます。実行計画には、クエリの実行に使用されるインデックス、テーブルの参加方法、フィルターの適用方法などが含まれます。
実行計画の結果を読むことで、クエリのパフォーマンスを向上させるためにインデックスを追加する必要があるかどうか、クエリをより効率的に書き換える必要があるかどうかなどを判断することができます。
例えば、以下のように使用します:
EXPLAIN SELECT * FROM my_table WHERE id = 1
このクエリは、my_table
からid
が1の行を取得するものです。EXPLAIN
文を実行すると、データベースがこのクエリを処理する方法に関する情報が表示されます。
EXPLAINの出力結果
EXPLAIN
文の出力結果は、データベース管理システムによって異なることがありますが一般的には以下のような情報が含まれます。
- id: クエリの実行ステップを一意に識別するための番号。
- select_type: クエリの実行ステップの種類。単純なSELECT、JOIN、UNIONなどが含まれます。
- table: 対象となるテーブルの名前。
- partitions: クエリが処理するパーティションの数。
- type: テーブルアクセス方法。例えば、ALL(フルテーブルスキャン)、index(インデックスを使用したアクセス)、range(範囲スキャン)など。
- possible_keys: クエリの実行に使用できるインデックスの一覧。
- key: 実際に使用されるインデックス。
- key_len: 使用されるインデックスの長さ。
- ref: インデックスを使用して行を選択するために使用される値の参照。
- rows: クエリが処理する行の数(推定値)。
- filtered: フィルタリングされた結果セットの行の割合。
- Extra: その他の情報。例えば、ファイルソートやテンポラリテーブルの使用など。
これらの情報を分析することで、クエリのパフォーマンスを向上させるための改善点を見つけることができます。例えば、不要なテーブルスキャンやインデックスの不足などを特定して、適切なインデックスを追加したりクエリを最適化したりすることができます。
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EXPLAINでのクエリの実行計画の取得まとめ
以上がEXPLAINの解説になります。
クエリの実行計画を取得し、クエリ最適化のための分析をすることができます。
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SQL関連記事
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